ウレタン塗膜防水|防水工事|西岡化建株式会社
防水工事

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防水工事とは・・・ ウレタン塗膜防水工事の施工例

防水工事とは、どのような工事か、ビルの屋上防水工事を例に説明いたします。 ビルの屋上は、写真のような厚みのあるコンクリートで作られているため、強い風雨があっても、通常は雨漏りなど発生しないと考えます。もちろん、建ってから数年ですぐに漏水するようなことはありません。

しかし、いくら頑丈なコンクリートでも長年、風雨や夏の直射日光にさらされ、地震等の振動があると、ヒビが入ることがあります。 このようなヒビ割れを放置すると、どんどんとヒビ割れが進行し、ついにはコンクリートを貫通してしまい、そこに雨が降ると漏水してしまいます。

一旦、こうした漏水が発生すると、部屋の中に水が入ってくるだけでなく、躯体内にも雨水が浸透して広がり、ついには鉄筋コンクリート内部の鉄筋部分が錆びてしまい、建物全体に影響を与えることになりかねません。

そこで、コンクリートの表面を樹脂で覆い、水がコンクリートを侵して内部に浸透し、部屋の中に水が入り雨漏りとなることを防ぐことが必要となります。 それでは、具体的に樹脂塗装によるビル屋上の防水方法について見て行きましょう。

ここで使用する樹脂は、1液ウレタン樹脂というものです。 ウレタンとは、スポンジ、クッション、断熱材などの原料になる、反発弾力性のある素材です。柔らかく延性がありますので、屋根に塗布したときも切れたりすることや、ヒビが入りにくく、防水の材料として適しています。 1液というのは、1種類の液体のみで固めることが出来るという意味です。この種のウレタン樹脂は、最初は水飴状ですが、通常3〜4時間くらいで硬くなり、一晩で固まります。屋根に塗ると、一晩で板状になった状態で固まります。 通常、建設材料としての樹脂は、2〜3液、つまり2〜3種類の樹脂や薬液を使用前に混合して初めて固めることが出来ますが、1液タイプの樹脂は、混合せずにそのまま屋上に塗るだけで固まるので施工が容易です。 それでは、こうした1液ウレタン樹脂をコンクリートに塗布してみましょう。

まず、左写真のように屋上のコンクリートにプライマーと呼ばれる、のりを塗ります。プライマーを塗る前には、コンクリート表面のコンクリート粉やゴミを掃除機で吸い取っておきます。

コンクリートに水飴状の1液ウレタン樹脂をくっつけるには、水飴状の樹脂を直接コンクリートに塗るのも無理ではありませんが、より一層接着を良くするために、コンクリートに樹脂を塗る前にプライマーを塗るのが効果的です。

1液ウレタン樹脂が水あめ状であるのに対して、プライマー用の樹脂はサラサラの液状です。サラサラなのでコンクリートに浸透しやすく、コンクリートに浸透しながら固まっていきます。 プライマーは、接着したいものに合わせて種類を選ぶのが一般的です。 今回は、コンクリートに接着しやすい、1液ウレタン樹脂とも良く接着する1液ウレタンプライマーを選びました。 このプライマーは、空気中の水分と反応して固まります。上部写真のようにローラーを用いてコンクリート表面に塗ると、通常15〜25℃程度で、60〜90分で固まり、乾燥します。写真の茶色くなった部分がプライマーを塗った箇所です。プライマー塗りは、1u当り20〜30数秒くらいで行います。約40分ほどでプライマー塗りは終了し、更に60分で乾燥させました。 プライマーの乾燥後は、次工程である1液ウレタンの膜を作る過程に進みます。 1液ウレタンの膜は、数ミリの厚みで、やわらかいことからとても良く伸びるのですが、反面伸びているときに、その上を人が歩くと荷重で切れてしまわないとも限りません。

特に左写真のような目地部は、コンクリートとコンクリートとの間が開いている為に、建物に力が加わった場合には、この間が開いてしまい、1液ウレタンの膜だけだと切れてしまう恐れがあります。

これを防止する為に、下左写真の様にクロスと呼ばれる、耐水性の良いガラス繊維と不織布からなる網状の強化材を幅100〜150mmでコンクリート目地上に敷き、1液ウレタン樹脂で固めます。 写真の白い部分がクロスを敷いた部分です。

また、クラックが入ってしまっている箇所にも下左写真の様に同じ処置を行います。下右写真の網目状にグレーになっているところが、補強箇所です。

この樹脂は、前述しましたように3〜4時間で硬くなり一晩で固まります。写真のグレー色になった部分が樹脂を塗った箇所です。樹脂の塗りつけは、だいたい1u当り数分で行います。目地部のクロスの貼付は2時間で終了しました。

こうして目地部の補強を行った後は、いよいよ、全体に1液ウレタンの膜を作ります。この場合も、下写真左の様に補強の意味で全体にクロスを入れます。

上部左写真Fのようにクロスを貼った後は、上部右写真のように1液ウレタン樹脂を上から塗ってクロスを覆います。

この樹脂は、前述しましたように3〜4時間で硬くなり一晩で固まります。写真のグレー色になった部分が樹脂を塗った箇所です。樹脂の塗りつけは、だいたい1u当り数分で行います。全体のクロスの貼付は3時間で終了しました。

樹脂が固まった後、樹脂に厚みをもたせる為に上部部左写真のようにコテをもちいて樹脂を塗りつけます。厚みを持たせるのは、全体的に膜を強くし、摩耗等による劣化から塗膜を守る意味があります。

最後にウレタン樹脂の膜に表面仕上げを施します。このトップコートと呼ばれる塗装は、厳しい太陽の光線や強い風雨からウレタンの防水の膜を守る効果と、膜に色をつける意匠性があります。 約120分ほどで樹脂の塗りつけは終了し、こうしてコンクリート全体をウレタン樹脂の膜で覆うことができました。

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