防水工事

FSコート・ゼロ工法

FSコート・ゼロ工法の効果

防水効果

金属屋根(鋼板)は、日射による膨張・収縮や建物振動による変形によって雨漏りにつながります。FSコート・ゼロは、屋根用塗膜防水材の主流であるウレタンゴム系塗膜防水材で、JIS規格(JIS A 6021)に適合する性能を有しています。ウレタンゴムの持つ優れたゴム弾性が、繰り返される金属伸縮にも優れた追従性を発揮します。また、金属のジョイントやはぜ部、フックボルトなど状況に応じた処理を併用する事で、更に高い防水性能を発揮します。

遮熱効果

金属屋根は、真夏の太陽により表面温度が60˚C ~ 70˚Cに熱せられます。FSコート・ゼロは、遮熱性能を有したトップコートで仕上げる事により、真夏の炎天下の屋根表面温度を最大10˚C ~ 20˚C低下させる事が出来ます。この遮熱効果が、階下の温度上昇を防止すると共に、FSコート・ゼロ自体の劣化を低減します。

防錆効果

金属屋根(鋼板)の錆は、空気と水により発生します。つまり、金属屋根を空気層や雨水などが直接触れない様にシャットアウ卜する事が重要です。 
FSコート・ゼロは、金属下地との接着力に優れ、金属面を完全に包み込んでしまう為、空気層や水分からの影響を遮断します。この塗膜構造により、防錆効果を長期にわたり維持します。
また、FSエポプライマーが既存の錆を包み込んで、素地との接触を妨げる錆止め塗料の性能を有する為、錆と素地の反応により発生する錆も防止します。

FSコート・ゼロ工法の特長

1.防水材は有機則対象物質を配合していない弱溶剤タイプです。
防水材に含まれている溶剤の臭気は一般的に溶剤臭と呼ばれ、トルエンやキシレン等の刺激臭の強い溶剤が原因であり、この溶剤を取り除く事が出来れば、工事現場の周辺にまで強い臭気が広がる様な作業環境が改善される事になります。私たちは長年の研究と努力により、これらのトルエンやキシレン等の溶剤を防水材から取り除く事が出来ました。 
(防水材自身の樹脂の臭いは工事中に発生しますが、硬化後はなくなります。)
2.シックハウス症候群を引き起こす原因とされる物質を含みません。
シックハウス症候群とは、建築工事に使用された建材や内装材が含有する化学物質によって室内空気が汚染され、頭痛や吐き気などを引き起こす症状の総称です。 
厚生労働省は平成14年より、13の有害物質(ホルムアルデヒド、クロルピリホス、トルエン、キシレン他)の濃度指針値を定めています。文部科学省では、学校の環境を衛生的に維持するためのガイドラインとして「学校環境衛生基準」(シックスクール対策)を示しており、この中では学校の飲料水、プール、学校給食の食品衛生等の検査方法や基準が示されています。 
平成14年2月「学校環境衛生基準」の改訂で、教室等の空気中のホルムアルデヒド等、化学物質検査について定められました。 
国土交通省では平成15年7月からホルムアルデヒドとクロルピリホスが規制対象物質となっています。
3.FSコート・ゼロ工法で用いられる全ての材料はF☆☆☆☆を取得しています。
シックハウス症候群ヘの対応として平成15 年4月1日に建築基準法が改正され、第28条の規定に基づき「居室の内装仕上げ」に対して建築材料の使用制限が定められました。 
規制対象物質として第20条の4にクロルピリホス(主な用途:白蟻駆除剤)の使用が禁止されるほかホルムアルデヒドは放散速度により4段階の基準が定められています。
4.特定化学物質を含んでいません。
特定化学物質障害予防規則とは 労働安全衛生法の一つで、特定化学物質に指定された化学物質を製造し又は取り扱う場合に適用されます。 
ウレタン塗膜防水材の場合、一般的なウレタン塗膜防水材に配合されている 
①TDI(トリレンジイソシアネート) 
②MOCA又はMBOCA(3, 3-ジクロロ-4, 4-ジアミノジフェニルメタン) 
これらをその重量の1パーセントを超えて含有する製剤その他の物を含むものを工事に使用する場合、工事中の規制として労働安全衛生法 特定化学物質障害予防規則 に則った取扱いが必要になります。
5.鉛などの重金属を配合していません。
長期的な耐久性の向上と世界的な鉛原料の削減に対応するために鉛含有硬化促進剤を含んでおりません。

施工手順

こちらは施工前の写真です。

まずは、下地処理としてブラシで汚れを落とし高圧洗浄を行います。

プライマーを塗布していきます。

まずは第1層の防水層を作ります。1液型ウレタン防水材を全体的に塗布します。

まずは第1層の防水層を作ります。1液型ウレタン防水材を全体的に塗布します。

トップコートを塗布しています。こちらは淡いブルー色で日射の77.5%を反射します。

完成です。美しく仕上がりました。定期的に塗装を行えば、安定的に、そして長期的にプラント設備の保全が可能です。

FSコート・ゼロ工法の施工事例

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